映画「国宝」見てきました

※原作小説は読みました


〈映画の感想〉

・普通に良かった

・2回ぐらい泣きそうになった

・歌舞伎の知識あればもっと楽しめそうだが、知らなくても楽しめる

・歌舞伎のシーンは少しエンタメ寄り?(良い意味で)

映画見ている人はほとんどが歌舞伎の素人なので、ともすれば退屈になってしまうが、いろんなカメラワークや顔のアップで画面を動かし、BGMで盛り上げる感じになっていた。

そのように観客を惹きつけ、最後は吉沢亮の芝居を、まるで歌舞伎の舞台を観ているかのような引きの画で見せていて、歌舞伎の世界にぐっと引き込まれた。

実際の歌舞伎を見たくなった人も多いと思う。

・キャスティングも良かった。みんな目力が凄い。

ただ自分の小説のイメージでは初代花井半次郎はやや痩せ型で飄々とした人物で、渡辺謙さんとは違うところもあったが、渡辺謙さんの凄みのある存在感に圧倒される。


〈小説との違いなど〉

・原作がすごく長いので、カットや改変は納得できるレベル。正直残念な部分もあるが仕方無いよね。思い切ってカットした分、テンポ良く進んで、長めの映画だったけども飽きずに最後まで見れたかも。主人公の半生を駆け抜けるように体験できた。

・芸を究める者の孤独や孤高、横浜流星との最後の芝居にフォーカスしていた。悪魔との契約の話も早めに出して、覚悟と犠牲を押し出していた

・ただ女性の描き方は小説が好き。

小説では歌舞伎役者の妻として、または相撲部屋の女将としての覚悟と献身が伝わってくる。

映画ではその辺りがばっさりカットされていたので、ぜひ映画が良かった方は小説を読んでほしい。

・個人的には小説での娘の綾乃とのエピソードが好き。

ハワイ?で一緒にドライブしていてご機嫌とか、お相撲さんと結婚するときに、この人を横綱にする、とハッキリ言うところが好き。

綾乃からお腹に赤ちゃんがいると聞いた後の、市駒との長年連れ添った夫婦の会話も好き。